活動報告 REPORT

2021.11.22 農福連携の新しいカタチに取り組まれる 一般社団法百人邑「竹坂ファーム」視察

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広島市安佐北区安佐町で、農福連携の新しいカタチに取り組まれる一般社団法百人邑「竹坂ファーム」を、広島市議会公明党の碓氷芳雄幹事長、渡辺好造市議、田中勝市議と視察し、竹添筧二代表らがご案内くださいました。

ファームは、ブッポウソウも飛来する美しい山里にあり、古民家やトレーラーハウスを拠点に事業が営まれていました。事業としては、就労継続支援A型生活訓練多機能事業所を軸に、「半農」による薬草、野菜など60品目を生産管理し、「半ICT」としてホームページ作成・運営やデータ入力などを展開。

薬草は、漢方薬の生薬に使われる「当帰」を、入浴剤や薬草香として販売。「当帰」は、日本で輸入品が83%を占め、栽培が非常に難しく、発芽率30%とのこと。無農薬による植えつけから収穫まで3年ほどかかり、今年は長雨で全滅とのことで、その後、土壌改良で牡蠣殻を入れたとのこと。スタッフは、乾燥させた「当帰」をカットし、入浴剤づくりの作業を進められていました。

また、野菜づくりは、里山野菜づくりのネット販売や、企業農場の取組みとして、市内の和食店の料理人が自ら植え付けを行い、その後の管理をファームで行うという農福連携の新しいカタチに取り組まれていました。ファームの方では、仕事が手につかないときなどは、山並みと農園が見わたせる手づくりのベンチで一休みすることもでき、自然の癒しの場ともなっていました。

障がい者や高齢者の方等が農業分野で活躍し、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく場を創出している農福連携の取り組みに、新たなカタチで挑戦する竹添代表理事の人と自然へのやさしさを感じました。

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