本日、予算特別委員会(文教)二日目が行われ市議会公明党会派からは川本議員と田中議員と私が、質問させて頂きました。
(石田)
①青少年野外活動施設について
質問
青少年野外活動センター・こども村については,野外活動,宿泊体験の場として,これまでの機能を維持する方向で建て替えが予定されていますが,この施設は,自然に恵まれた立地を生かして環境問題を実体験するには最適なシチュエーションであることは言うまでもありません。ですから,ZEB──ネット・ゼロ・エネルギー・ビルの設備設計を取り入れるなど,環境に配慮した施設で地球温暖化への対策を学び,子供たちに実感してほしいと思っております。また,料理くずや食べ残しを機械に投入し,ハンドルを手動で回すことで堆肥を作ることができる生ごみ処理機,これは既に安佐南区の戸山小・中学校にあるんですけれども,こういうものを配置し,子供たちが自由に使えるようにすれば,遊びながら食品ロス削減や循環型社会を学ぶことができると思います。青少年野外活動センターの建て替えに際しては,こうした環境に配慮し,SDGsを学べる施設にしていただきたいと考えますが,広島市の考えをお聞かせください。
また,学校等の団体だけでなく,家族などの利用を促進するためには,広いキャンプエリアの一部をドッグランやペット同伴のキャンプゾーンにするなど,より幅広い客層に喜ばれる施設運用も期待したいところです。このたび官民連携手法を導入予定ですが,柔軟な発想力,企画力が強みである民間の力をどのように生かしていこうと考えているのか,お聞かせください。
答弁
青少年野外活動センターなど本市の青少年野外活動施設では,従前から自然に恵まれた立地や環境を生かした自然体験活動として,例えば敷地内の間伐材を使った工作体験や農作物の収穫体験など,SDGsの推進につながる取組を行っているところです。委員御提案の省エネ性能の高い設備の導入によるエネルギー消費量の削減や再生可能エネルギーの活用につきましては,地球温暖化対策における取組として重要であると考えておりますが,建設費用が高額となるなどの課題があることから,来年度策定を予定しております基本計画において,費用対効果も勘案しながら検討するとともに,SDGsを学べる取組の充実についても検討を行ってまいりたいと考えております。
また,民間の活力をどのように生かしていくかというお尋ねでございます。
再整備を行う青少年野外活動センターにつきましては,野外活動・宿泊体験の場としての機能をしっかりと確保するとともに,より幅広い年齢層の市民や近隣市町の青少年の利用が促進されるサービス向上策や,地域の活性化に資する取組等を行うこととしております。こうした取組に民間事業者のノウハウを取り入れることによって,施設のにぎわいや地域の活力を生み出す効果が期待できると考えております。
②不登校児童生徒の居場所について
質問
長引くコロナ禍の下,大人だけでなく,子供たちも強いストレスにさらされています。学校においても常にマスクをしなければならず,給食は黙って食べる黙食,休み時間に友達と触れ合うことも,大勢で集まって遊ぶことも,大声を上げることさえ注意される,制限だらけの学校生活は,子供たちの心に影響を及ぼしているのではないか。新型コロナが理由の全てでないにしても,今後,学校に行きたくないと感じる子供たちが増えていくのではないかと懸念されます。本市においても,ここ5年で2倍以上となっており,不登校対策の充実は喫緊の課題であると考えます。本市の不登校児童生徒への居場所づくりとして,学校内に設置されているふれあいひろばについては,令和4年度より教師ふれあいひろば推進員の増員の予算が拡充され,全ての学校で終日開室となっていきます。それにより,例えば起立性調節障害などの理由で朝起きることが困難な子供たちの登校の可能性が広がり,また,しっかりと学習を希望する子供たちへの支援が厚くなったことは喜ばしい限りです。
そこでお伺いいたします。本市には,学校内にあるふれあいひろばのほかに,市内4か所にふれあい教室がありますが,令和4年度のふれあい教室に係る予算は幾らか,お答えください。
答弁
令和4年度のふれあい教室の運営に係る予算額は,4099万5000円となっております。
(川本)
①放課後児童クラブ待機児童について
②LGBTQに関する取組について
(田中)
①広島の特性を踏まえた教育の推進における平和教育及び防災教育等の推進について
②児童館の整備等と放課後児童クラブのサービスの充実等について
③G I GAスクール構想における高等学校の学習者用ICT端末環境整備について